大菩薩嶺から牛ノ寝通り
大菩薩登山口から丸川峠へ登って、翌日は大菩薩嶺から牛ノ寝通りを使って小菅村へ
丸川峠から六本木峠往復

 

日程  2008年1月19-20日(土-日)  晴れ

 


大菩薩嶺 雷岩から

 

コース

第一日目:JR牛久駅5:34=(JR常磐線)⇒6:31日暮里駅6:23=(JR山手線)⇒6:51新宿駅7:00=(スーパーあずさ1号 JR中央線)⇒7:55大月駅8:18=(JR中央線)⇒8:47塩山駅9:25=(山梨交通)⇒9:52大菩薩峠登山口バス停10:00―(0:15)→裂石登山口駐車場10:15―(0:10)→丸川峠・上日川峠分岐10:25―(0:15)→林道終点10:40―(0:15)→南アルプス見える10:55―(0:25)→青梅街道と柳沢峠展望11:20―(0:20)→三度目の水平道11:40―(0:10)→露岩の急坂11:50―(0:10)→巨岩(この岩の上展望良い)12:00―(0:05)→短い水平道&急登12:05―(0:10)→長い水平道開始12:15―(0:01)→12:16丸川峠・丸川荘12:55―(0:20)→寺尾峠13:15―(0:20)→天庭峠13:35―(0:10)→巨岩の畳岩(巻道開始)13:45―(0:15)→巻道終了14:00―(0:05)→14:05六本木峠14:05―(0:30)→巨岩の畳岩14:35―(0:15)→天庭峠14:50―(0:08)→ピーク14:58―(0:07)→寺尾峠15:05―(0:10)→丸山峠見える15:15―(0:10)→15:25丸川峠・丸川荘(泊)

 

第二日目丸川峠・丸川荘7:05―(0:10)→草原と樹林帯境7:15―(0:10)→展望地点7:25―(0:10)→大曲7:35―(0:05)→大曲7:40―(0:03)→崩れ地(巻道に入る)7:43―(0:02)→登山道合流7:45―(0:05)→小さい崩れ地7:50―(0:10)→甲斐駒ケ岳展望地8:05―(0:05)→大きく右折れ8:10―(0:05)→コメツガ美林地帯(やまなし100選)8:15―(0:15)→尾根状8:30―(0:05)→大菩薩嶺山頂8:35―(0:10)→雷岩8:45―(0:20)→賽ノ河原9:10―(0:15)→大菩薩峠9:25―(0:15)→熊沢山9:40―(0:10)→石丸峠9:50―(0:05)→牛ノ寝通り分岐9:55―(0:15)→長峰分岐10:10―(0:10)→水平道10:20―(0:10)→ツツジの急坂10:30―(0:05)→左に下る道(通行禁止)10:35―(0:15)→10:50榧ノ尾山(かやのおやま 標高1429b)11:00―(0:10)→雄雌滝分岐(雄滝・大菩薩登山口へ)11:10―(0:15)→登り坂(石丸峠から始めて登る)11:25―(0:05)→牛ノ寝通り中心地点足元が背の低い笹に覆われる11:30―(0:15)→狩場巡視道分岐11:45―(0:10)→狩場山(標高1376b)巻道11:55―(0:10)→大ダワ12:05―(0:10)→左へ下る道見送る12:15―(0:05)→高指山の巻道12:20―(0:30)→小菅村役場・小菅の湯分岐12:50―(0:20)→ワサビ田上部13:10―(0:10)→ワサビ田下部13:20―(0:00)→牛ノ寝通り登山口13:20―(0:02)→小菅村役場バス停13:22―(0:12)→13:35食堂「川の音」14:00―(0:00)→14:00食堂裏バス停(田元橋の一つ前のバス停)14:05=(西東京バス)⇒14:55奥多摩駅15:25=(JR青梅線)⇒御嶽駅15:41、青梅駅15:58、、⇒16:57新宿駅

 

【今回の交通機関】

 

塩山駅から朝7:28,9:25発大菩薩峠登山口都心から新宿駅6:58(高尾駅8:01)で9:15着、新宿駅7:00発スーパーあずさ1号(大月駅8:18に乗換え)で8:47着とある。遅れも考え「スーパーあずさ1号」に乗りました。小菅役場前奥多摩駅行き日曜日、下山時14:03,15:43,17:23発がある、私の乗った14:03は土曜日は運休でした。

 

第一日目: 塩山から入り小菅に抜ける、JR常磐線牛久駅始発乗って、新宿駅発7:00 スパーあずさ1号 に乗る、塩山駅には停まらないので、大月駅で乗換える、塩山駅手前の勝沼ぶどう郷駅からの展望は素晴らしいことで知られている、今日は雲で富士山は見えなかったが、南アルプスは素晴らしい姿を見せてくれました、塩山駅からの展望は良くない、特急待合せが勝沼ぶどう郷駅で行われたら良いなと思うのは私だけではないだろう。

塩山駅8:47着、大菩薩峠登山口行きは9:25発、何処で降りても一人100円である、約30分乗って100円である、登山者で満員御礼なみ。途中のバス停で日帰り温泉に行かれる地元の人々も大勢乗ってくる。

大菩薩峠登山口バス停9:52 美しいトイレ、さらに先の焼石登山口駐車場にもトイレがあるが、バス停のトイレを借りたい。

急坂の道路を登ると焼石登山口駐車場、振向くと南アルプスが見事です、この駐車場を過ぎると工場の前を通過し、大きくカーブし登り詰めると、丸川峠と上日川峠分岐、ここの駐車場は5,6台、先の焼石登山口駐車場は10台ほど止められる。冬はここでゲートが閉じ上日川峠まで入れないが、通過可ならビックな駐車場が上日川峠にある。

10:25丸川峠まで約2時間20分、丸川峠と上日川峠分岐の駐車場の奥に、左右の道があるが、左の道に入り、ちょっと下れば直ぐに沢を渡り、登り返すと同じ沢をまた渡る、堰堤の壁を見て大きく右折、すぐ左折、小さな沢を横切って、10:40 再び堰堤の壁を見て大きく右折し、すぐ左折、丸川峠・大菩薩嶺の道標が右の斜面に登って行くよう示している 10:43 道標に従って登れば、尾根状になって、展望は雑木林で見えず、岩と木の根で作られた登山道を登って行く。

気持ちよい道で 10:55 富士山が見えるかなと振向くと、南アルプスが見えている、富士山は丸川峠まで見えなかった。

今日は丸川荘泊まり急ぐことは無い、大きな岩に腰を降ろし朝食、美林の雑木林、薄日が入り気分が良い11:10

緩やかにピークを越え、下って直ぐに登り坂、小屋に着いてお聞きしたのだが「登山ゴースには11個の地層がある、、」とのこと、登山道を横切っているらしい、私はここを含め短長の水平道が4回ほど現れるのに気付くが地層までは! 小屋の主人:只木さんの研究テーマだそうです。

カラマツ林、左の高い山は柳沢峠方向、右は大菩薩嶺から伸びる小金沢連嶺である、柳沢峠に昇る国道411号が望める、11:25 今まで歩いてきた尾根が直角に別の明瞭な尾根に出合う、奥秩父の山々が良く見えるところ。

ここから急坂が多くなる、尾根歩いたり大菩薩側の斜面を歩いたり、尾根のときは雪化粧で真っ白な峰が見える、八ヶ岳だろう。

尾根から外れトラバース、11:35 前方に高い峰が見え、この峰を目指し巻きながら登る、深くえぐられた道、金峰山が見えている、三度目の水平道、11:40 大きく下る、登り返しは笹の斜面でちょっと道が滑る、ここの急坂を登ると、大木のブナの横を通過、針葉樹林に変わる、露岩の急坂、大きな岩とブナの美しいところ、右足元に崩れた大きな岩場、ちょっと辛い所、そして巨岩を巻いて越えると展望が良い所。


丸川峠手前の美しい登山道

ここからトラバース、12:00 ここは短い水平道だが一息つける、この先は笹の斜面で道が二分している、笹に捕まって登る、ここを越えると美林の雑木林、大菩薩連峰が全容を見せる、最後の水平道になる12:10 大菩薩嶺周辺で一番美しい水平道が楽しめる、 目の前が大きく開け、丸川峠に飛出る、中央には丸川荘がひっそり建っている、12:15 主人の只木さんの待つ小屋に入る、暖かく薪ストーブが迎えてくれる。

 

六本木峠散歩大菩薩を知るには歩きたい所です、大菩薩がとても美しい。

 

  美味しい一杯のコーヒーを頂き、約1時間と案内される六本木峠へ向かう、往復1時間。12:55 しばらく水平だったが大きな岩を越える、驚きの光景です、日陰は凍結の上に数aの積雪、アイゼンは不要、日当たりのある所は乾いている、正月登って眺めた懐かしい奥秩父の山々が見え、屋根のように見える西破風山&東破風山、続いて笠取山、唐松尾山が見え、その一歩奥に和名倉山連峰、続いて飛竜山&前飛竜が大きい、そして美しい雲取山から石尾根が続き、鷹ノ巣山、、と素晴らしい眺めが楽しめる、しかしこの展望は樹林の間からである。13:15 右から登って来る道が合流し寺尾峠に着く、展望は無いが美林が続く、ここから少し登るけれどほぼ平坦、13:25 今度は少し下るけれど短い、依然として広い尾根道が続き、ここは雪は無い、雲取山が良き見え、岩が群がる天庭峠に到着、13:32 ここから急坂を下るが心配なく水平道に直ぐ変わる。

  前方に高い山が見える、これは地図上の標高1706bのピークに当る、前方右には奥秩父の山々、特に飛竜山と雲取山のバランスが良い、振向くと塩山側からは想像も付かない立派な大菩薩嶺が見える。

  13:40 大きな岩が群がって、立派な浅橋を作っている、この先で標高1706bのピークを大きく巻いて行く、大菩薩嶺が見事です、ただ、ここも樹林の間からになる。

  大きな岩のガレ場、岩には苔がびっしり、季節になると苔に太陽光線が当り真っ赤に染まるとのことである、薄暗い所もある、苔の群れ、今は雪の下で眠っているが、緑色を失ってはいない。

  14:00 巻道が終わって、笹の原になり、東京都の水源地である、美林が続き、14:05 六本木峠、ここから右に行くと鶏冠山・黒川山、左に行くと柳沢峠である。数人の足跡が柳沢峠から鶏冠山へと続いている、丸川峠から六本木峠間は行きも帰りも人の跡は一人だけ。

帰りは飛竜山が鶏冠山の後ろに隠れ、雲取山が見える光景を楽しみ、正面に大菩薩嶺が見えると左に下る道 14:35 続いて大きなカエル岩のような巨岩を見て、岩の多い事に驚く、飛竜山・雲取山・石尾根の山々の美しい稜線は印象的。

天庭峠 14:50  丸山峠と六本木峠間は天庭峠辺りで上下する以外水平です。

だらだら登って、14:58 好ましい美林、そして奥秩父・奥多摩の展望、静かな散歩の終焉は大菩薩嶺に登る登山道が見えると丸川荘は近い 15:05

 

丸川峠の夕日

 

18:50頃日が沈む、18:10小屋を出て、大菩薩嶺に向かう、見上げるとお月さんが微笑んでいる、ただ、ここに登ると小屋の前から見えていた富士山はまったく見えない。

今日は赤石岳と聖岳の間辺りに日が沈むと言う、5,6分で樹林の入口に着く、右から金峰山、八ヶ岳、御嶽山、南アルプスと続く、笹原にうずくまって時を待つ。

18:35頃 太陽が膨らんだように大きめになり、スピードアップして沈んで行く、赤石岳が真っ黒い姿になり背後から照らす赤い炎は自然の美であり、神秘的、思わず明日も良い一日にと祈っている。

 

今夜の泊り客は私のみ、体の温まる おでん 料理とニンジンの野菜料理に、主人の特性の漬物、そして日本酒を少々頂く、時々電車の音が聞こえてくるが、寒い空気の静かな晩、美しい月夜でした。

 

第二日目:朝6時目覚ましが鳴る、主人「ストーブに火を点けるのはのは泊り客の仕事、、」と言う、ストーブに火を点けたのは小学校のストーブ当番以来、新聞紙に火を点け、上に細い棒を載せる、一瞬紙から火が消えるが、そこは腕のみせどころ、どうにか、太い薪にも火が移り成功。

  さて、今回目的の「紅富士」(雪をまっとった富士山に日の出が当って赤くなる)だが、日の出は650分頃、6時半頃まで紅富士見れると確信、ところが雲が上にのぼり631分 山頂がチョコット見える程度、33分には完全に雲に隠されてしまった、その後653分には普段の姿で出現する。

  7:00 小屋の前で記念撮影後、主人と雄大な富士山に見送られ、丸山峠を脱出するように急坂を登る、紅富士は見れなかったが、南アルプスが美しく紅色に染まる、凄いの一言、一度樹林帯に入り、7:20 小さな尾根に出る、富士山が大きく、一段と南アルプスが雄大、また日陰に入るが、さらに展望の良いポイントに飛出る、ここは金峰山方面も望め次回丸川荘に泊まる時は朝夕ここまで上って見たいものです、ここなら富士山と南アルプス、奥秩父の展望が可能です 7:25。アイゼンは付けていて正解。


南アルプス

  7:30 今度は八ヶ岳が赤く染まる、続いて大きく回りこむ、その先で奥多摩の主峰が眼に入ってくる、ここから大菩薩嶺山頂まで日陰が続きアイゼンは必要です、ただ積雪は数aです。

  甲武信ヶ岳の手前の木賊山から脈々と雲取山まで主脈が見える、もう一度大きく巻き込む、7:40 この辺り急坂というより、トラバース道、後で解かるが大菩薩嶺の手前の小さいピークを巻いている。大きく下る、前方の高い峰が大菩薩嶺で山頂はガスに覆われている。

  大きく崩れた地点、ここは上に巻き道、この巻道は樹林が切れ右に南アルプス、左に奥秩父の山が良く見える、最近この迂回路ができ、よく笹が刈られている、ここで振り返り大きく巻いた道だったと解かる。

  登山道に合流し、コメツガ美林になる、2個目の崩壊地、ここは避ける程度の道が付いている 7:50。今度は登山道の左下がぽっかり崩れ展望がよく、甲斐駒ケ岳が正面に見えるポイントに到着する、山の後ろに回った甲斐駒ケ岳がここで印象付けられる。

  だんだん道は傾斜を増し、道も岩のゴロゴロ、歩きにくくなります、そして周囲の展望がガスに薄く覆われ見え難くなってくる、大菩薩嶺の展望はどうなることだろう。

  8:10 大きく180度右折、この辺りコメツガ美林の中心で「やまなし100」の案内版が建っている。大きくトラバースし、大きく左に曲がって、8:30 尾根状になり、初めて顔に太陽光線を受ける、ガスが切れたり、また現れたりを激しく繰りかえす。

 

8:32 一人の男性に出遭う「富士山見えてましたか?」「いえ、まったく見えません」とご返事、8:35 平になって、難なく、標高2057bの大菩薩嶺に到着。ちょっと広くなった山頂は、樹林に囲まれ展望は無い、急いで展望の期待のかかる雷岩に向かう方が良い。

密林のコメツガ林を下って、8:45 雷岩 それまで、周囲を取り巻いていたガスが強風に吹き飛ばされ、大海に富士山が浮かぶ、その雲海に三ッ峠が浮かび、眼下には上日川ダムが見える。

  雷岩を越え、稜線を下る、北岳から赤石岳、聖岳、、、と南アルプスの主峰が並ぶ、甲斐駒ケ岳の奥に御嶽山が見え、八ヶ岳連峰、そして金峰山へと続く、賽ノ河原に下る、振向くと大菩薩嶺が素晴らしい。

 


賽ノ河原から大菩薩峠に向かうピークから

 

  賽ノ河原の休憩舎から、大きなピークを越える、このピークからの富士山は素晴らしい、今朝の足跡は幾つも数えられるのだが、人の気配は無い、9:25 大菩薩峠に到着。

  大菩薩峠には上日川峠から、小菅大菩薩道&丹波大菩薩道が合流し、また石丸峠からの登山道が出合う、大菩薩で一番交流の多い所です、新しく建替えられた介山荘、周辺には登山者の姿は無く、足跡の多くは石丸峠に向かっている。

  石丸峠に向かう、暗い樹林帯を登る、コメツガ林、9:40 明るい尾根に飛出る、ここに熊沢山の道標があるけれど、山頂を巻いている、前方の小金沢山の右奥に富士山が雄大、遠くに雁ガ腹摺山が見える、太陽の光線が暖かくここで休憩。

  細い道を進むと、眼下に石丸峠が見え、小金沢山の手前の、美しい尾根道に笹原の狼平が見える、この稜線が小金沢連嶺と親しまれている富士山&南アルプス展望を一日中続けられる好ましい縦走路です。

  丸石峠まではスキー場の様に刈られた笹原の斜面を下る、9:50上日川峠からの登山道が合流、明るい石丸峠は展望にも恵まれる。

  ここから足跡が少ないのではと思ったが意外に多く驚く、小金沢連嶺に歩を進める、緩やかに登って、急坂を登り切ると三差路、直進は小金沢連嶺、左に向かうのが牛ノ寝通り、南アルプスの展望が良く、もし牛ノ寝通りから登って来ると、ここで大歓声をあげる所です。

  9:55 石丸峠からの足跡の多くは牛ノ寝通りへ下っている、私も歩いた小金沢連嶺への足跡は2足でした。

  下り出す道は雪が積もり真っ白、取付き地点はなだらかでしたが、直ぐに急坂です、富士山は見えません、この後、大ダワまで共にする山は、雁ガ腹摺山(標高1874b)の大きな姿です。

  ドンドン下ると立派な道標、長峰分岐 10:10 この尾根道を見送ったあと、大きく右折し正面に雲取山が見えてくる、また牛ノ寝通りの長い尾根も読み取ることができる、凄い坂になってアイゼンが欲しい所です。

展望は奥多摩、雲取山が印象的です。石丸峠を巻き終ると大菩薩が見えます、10:20 そしてようやく急坂から開放、美しい水平道に変わる、ところが、直ぐ先でツツジの多い、ジグザグ道を下る、時々水平になるが、これどもかと思うほど下降してゆく、地図に玉蝶山が記されているが不明。

  だんだん急坂より平坦な部分が長くなって、大木のブナが見事、展望の主役は雲取山と雁ガ腹摺山、新緑や紅葉の時期がここはお勧めしたい。

  大きな登りも無く、いきなり木々が伐採された、おだやかなピークに飛出る、10:50榧ノ尾山(かやのおやま)で飛竜山と雲取山、続く石尾根が見事で、腰を降ろし休憩する、期待の富士山はここからは見えないようです。


雲取山&三条ダルミ
牛ノ寝通りは、石丸峠から松姫峠さらには奈良倉山まで縦走できるコース。
石丸峠から、これでもかと思うほど下って、榧ノ尾山から上下の少ないコースです、
松姫峠から榧ノ尾山を往復する、愛犬を10匹ほど連れた「ご夫婦」に出会う、しかも、
お父さんは赤ちゃんをおんぶして、同時に榧ノ尾山を発しましたが、アット言う間に、
先に消えてしまいました。榧ノ尾山から大ダワはとても気持ちの良い尾根道です。
今回松姫峠まではパスしましたが、松姫峠から奈良倉山の間はとても楽しい尾根道です。

  11:00 ほぼ水平の道を緩やかに進む、落葉が積まれちょっと歩き難い、10分ほどで雄雌滝分岐、そしてこの先で石丸峠から下って初めて登りになる、この辺りが牛ノ背で牛ノ寝の中心地だろう、ブナ林は心を落ち着かせ、気分の良い所です、ピークと言っても明確では無いが、ピークを越えた辺りの林床には背の低い笹が美しい、11:30 緩やかに下って、カラマツ林、狩場巡視道が左に下っている、11:45

  再び緩やかに登る、狩場山(標高1376b)の南側を大きく巻いてゆく、11:55 下り坂になって、広い尾根を越して、大きなピークの大マテイ山が見え、12:05 大ダワに到着。ここも木々が伐採され、雲取山が雄大です。直進は松姫峠経由奈良倉山への縦走路。

 

  ここから小菅村へ、大マテイ山の斜面を美しい登山道が緩やかに巻いて下っている、左に今日歩いた大菩薩が雄大、丹波大菩薩道のある、今倉山の裾が面白い、歩いて見たい所です。どんどん下ると 12:15 左に登山道を見送る、ここでも雲取山は展望の主役です、地図上の高指山(標高1274b)の辺りだろうか、下っていた尾根から左に離れ大きく下降、続いて別の尾根に移るようになる、12:50 川久保と小菅の湯分岐(モロクボ平)、小菅役場前14:03,15:43,17:23の奥多摩駅行きのバス、14:03発に充分間に合うので、川久保に下ることにする、湯につかってノンビリしたい気持ちも大きいが。

 

  最近は小菅の湯に立寄る登山が人気らしく、ここまで大菩薩から足跡を残した全員の足が小菅の湯に下っている。

川久保への登山道は、広く平らな雑木林の中央を縫っている、すぐに杉林の中に入る、ここは荒れている、13:10 ワサビ田の上部に着く、ここか、再び杉林、今度は細い道が斜面をトラバース、大きく二回曲がって、まもなくワサビ田の下部に出合う、鹿倉山(標高1288b)が見下ろしている、鹿倉山登山口は川久保からである。

13:20 牛ノ寝通り登山口は直ぐその先、大きな小菅養魚場、道なりに行き、三差路で左折し、国道411号へ出る、右に折れると小菅村役場、役場の人に「開いている食堂は有りませんか?」と聞くと「この先500b先に、川の音があるよ、」と教えてくれる。

  郵便局など、、村内の中心を行くと、【川の音】の看板、バス停を確認し、広い駐車場に入ってゆく、人気の食堂で賑わっている、一番早く出せると言う、焼肉定食(カボチャの煮つけ)は美味かった!このお店月曜はお休みです、休日登山者には有りがたい味方です。

 

  バスは14:05 定刻に一人の乗客を乗せやってくる、次のバス停(田元橋バス停)は小菅の湯から客が大勢乗り込みほぼ満席(大菩薩からの足跡の人達だったかも知れない)、途中、三頭山からの登山者がどっと乗ってくる。

 

  奥多摩駅14:55着、奥多摩駅15:04発を見送り、新宿駅直通のホリデイー快速15:25発に乗る、乗換えなしで先発の電車に比べても時間的にも差が無く、新宿駅に着く有りがたい電車です。

 

 

 HP:わたしの天気予報