磐梯山(標高1819b)  猪苗代スキー場:表登山口から往復 紅葉狩り登山

 

登山日:19981010日(土) 天候:晴れ、12:00頃大雨

紅葉:猪苗代湖は緑、苗場スキー場はほんのり紅葉、天の庭は紅葉5割、沼ノ平は紅葉8割、
弘法清水は紅葉真っ盛り、頂上は枯れ葉。磐梯山全体的に最高の紅葉狩り
磐梯山は標高1819b:会津富士と呼称、会津盆唄「会津磐梯山は宝の山よ、笠に黄金がなりさがる、、、」
近くに:二岐山、会津朝日岳、七ヶ岳、博士山、志津倉山、三岩岳等が有る。

 

コース

自宅3:00=(常磐自動車道、盤越自動車道)⇒猪苗代磐梯高原6:00=(林道)⇒6:30猪苗代スキー場:表登山口7:00−(1:00)→一合目:天の庭8:00−(0:40)→沼ノ平9:00−(1:00)→弘法清水10:30−(0:25)→11:30磐梯山山頂−(0:15)→弘法清水−(0:15)→沼ノ平−(0:30)→一合目:天の庭−(0:30)→15:00猪苗代スキー場:表登山口

盤越自動車道は対面通行が多く、さらに時々追い抜き線が設置され、落ち着いたドライブが出来ない、東北自動車道と交差した後、磐梯熱海、スワンのトンネルをくぐると、夜も明けてきて、猪苗代磐梯高原に着く頃は磐梯山が姿を現わし、迎えてくれる。

猪苗代磐梯高原インターから道案内に注意しないと、猪苗代リゾートスキー場と間違えて行ってしまうので注意を!!今回は猪苗代スキー場が登山口「表登山口」で猪苗代リゾートスキー場は「翁島登山口である。何時かこの二つのコースを使って縦走したいものです。

猪苗代スキー場には大きな町営駐車場が有り無償、トイレもあり、登山準備を整え出発。

駐車場から一段上に上がると、ホテルの駐車場に出る、スキー場に入る前に、小さな看板で登山口を示している。そのまま真っ直ぐにスキー場を登ってもよいが、スキー場の左に登山道があるのでその道を歩いた方が楽くです。

やがて、振向くと猪苗代湖が見え、安達太良山も良く見えてきます、今日は湖面上に雲が張り、湖面は見えない。約30分登ると道は右に曲り、スキー場に合流する、ケーブル乗り場の階段で休憩。

今度はスキー場の中央の道をほぼ真っ直ぐに登ってゆく、安達太良山が大きく見えて来る。

急な坂の途中で、5本の松が休憩場(五本松)を与えてくれる、ゆっくり休もう、ここまでスキー場あるき本当に疲れる。この辺りが天鏡台の猪苗代リゾートスキー場の翁島登山口へ下るコースがある

さらに坂は急になる、猪苗代湖の姿が全部見える、上級スキーヤーのみ許される場所だ。ようやく、天の庭:一合目に着く、登ってきたスキー場が登山口から足元まで全てを見渡せる、登ってきた人のみ味わえるこの感激。後から登って来るハイカーの姿が小さく見える。

ここから、紅葉を味わえる風景が次々と飛び出す、磐梯山山頂は紅葉浴び、雄大な姿を見せている、大きな岩の下に着く、その岩に登って見る磐梯の景色の凄さに思わず、ため息を!!同行の女性(家内の友人と家内)たちも元気に岩上に立つ。

赤埴山(標高:1430b)を右に見て、左に磐梯山を見ながら進んでゆく、道は細いがほぼ平らで歩き易い。

急に櫛ガ峰(標高:1636b)が目の前に現れる、思わず足が止り景色に見とれてしまう。

後で聞いた話しだが、この辺の近くまで林道が来ており、そこに駐車して登ってきたと言う人が多い。宿泊の車でそこまで送ってもらった5人組みが、私たちが「スキー場を登ってきた」と話したら驚いていた、こちらはそんな便利な道があるとは知らず驚く、確かに地図「赤埴山と沼ノ平の右下」には載っている。

磐梯山山道の左側下には、林に隠れるようにして、沼が見える、素通りしないで湖面まで下りて見よう、磐梯山が湖面に映し出され逆さ磐梯。紅葉が湖面を引き立てている。湖面を右回りして進む、数本の小川を渡る、ここが沼ノ平。とても気持ちのよい所です。

磐梯山を背にし、櫛ガ峰を見ながら休憩、目の前には大きな湿原が広がる。

櫛ガ峰の鞍部、噴火口上部に向かう、鞍部に着くと、目の前に、裏磐梯の湖と吾妻連峰が見事な景色を見せてくれる。桧原湖、小野川湖、秋元湖、五色沼は確認。他の湖の名前は分からない?

 

五色沼

桧原湖、曽原湖、大沼湖、小野川湖、秋元湖、甲府湖、毘沙門沼、るり沼
弁天沼、弥六沼、赤沼、、大小の湖が点在する、五色沼自然探勝路
五色沼入口バス停から磐梯高原駅バス停まで続き人気のコース。
四季によって湖水の色が変化しエメラルドグリーン、コバルトブルー、
褐色と天候にも変化する、またプランクトンの発生数にも大きく影響する。
また少し離れた雄国沼は大きな沼で湿原は国の天然記念物に指定され
ミズバショウ、レンゲツツジ、ニッコウキスゲ、アヤメなど
咲き誇る、特にニッコウキスゲは湖水の色に反映しすばらしい。

 

今度は、弘法清水に向かう坂道を登る、途中に水場:黄金清水があり、喉を潤す、ここは少し平、さらに登と、中ノ湯を経由して猫魔八方台や裏磐梯高原に向かう合流点に出る、休憩場に良い所だ。

そこから5分ほどで、弘法清水、二軒の売店がり、荷物雨具は持って行くべき(笑)を置いて山頂に向かう。

今日は1010日、山頂は大渋滞で降り優先(普段は登り優先)、こんな時に、前の人を抜いて先に行こうとする人はマナー違反。景色を見ながら気長ゆっくり登ろう、前後のハイカーと会話もでき楽しく触れ合うことも出来る。

左側が大きく開け、眼下に沼ノ平が一望できる、意外と沼ノ平は広い湿原に驚き見とれる、沼の水が光りとても奇麗です。

ようやく磐梯山山頂に到着、目の前に猪苗代湖が、360度の大パノラマ、登って来て良かった。

展望を楽しみ下山、この季節特有の冷たい風が吹き付ける。「上空に寒気が入り込み高山は崩れる」と天気予報に、でも雨は降らないと思っていたが、山頂から5分ほど下ると急な雨が落ちてくる。登山は出来るだけ早目早目の行動をとる必要を実感、途中、休憩を多く取ったら山頂直前で断念と言う事になり兼ねない。

でもミスは有った「弘法清水の売店辺りに雨具を含め全て置いて来た!」。弘法清水急いで下り、あわてて雨具を着用。

予定は裏磐梯方面に向かって下山だが、強烈に吹き付ける風と雨で断念し、道の端の藪に身を寄せる人もいる、同じ道を引き返す事にする。

水場:黄金清水に着く頃には雨は止んできた、櫛ガ峰の稜線では頂上を断念したパーティーが昼食中。

沼ノ平、風が吹かない沼の岸でゆっくり昼食、磐梯山の紅葉を改めて見直す、幸せな時間だ。登山道で知り合った人々が声を掛けてゆく、和やかな一時だ。古河から来た夫婦、5人組みの明るい婦人組み、、、みんな紅葉狩り登山を満足し、下山してゆく。

天の庭:一合目からスキー場を駆け下りる、目前には猪苗代湖が見える、左には安達太良山の姿が見える。スキー場の草むらに腰を下ろして自由に休憩を取れるコースだ。

3人の子供を連れたお母さん、微笑ましい、彼らは京都からバスツアーで来たらしい、登山口に着いたら、バスが待っていて、彼らが最後らしい、同じツアーの人々が声を掛け合っていた、登る時はきっと大変だった事だろう。

16:00 車に乗ったと同時に再び大粒の雨が降ってきた。

駐車場を出て最初の交差点で交通事故発生、水戸ナンバーの車、楽しい紅葉狩りだったのに可哀相。安全運転を心掛け!国道49号で郡山に、猪苗代湖を離れるまでは渋滞、中山峠のトンネルを過ぎる頃から渋滞が解消しトンネルを過ぎると雨はすっかり止んでいた。

*追記:最近(2017年)、登山往路で交通事故を見る機会が減っている、好きな山に行き、車の運転は大きな負担です、疲れたら即休憩を取りたい、運転者の特権です!

 

交通情報だと東北自動車道は混んでいるらしいが、国道4号はスイスイ22:00宇都宮、2300帰宅。

HP:わたしの天気予報