安達太良山は下から見ると乳首に見えるので、乳首山とも呼ばれる。

安達太良山 (標高1700b)

 

安達太良山は下から見ると乳首に見えるので、乳首山とも呼ばれる

日程:19971018日 (日)晴れ(秋晴れ)

コース

自宅0:30=(車)⇒二本松3:30=(車)⇒岳温泉4:30=(車)⇒4:40奥岳5:50―(1:10)→薬師岳7:00―(1:30)→安達太良山8:30―(0:30)→峰ノ辻・馬ノ背9:00―(0:20)→鉄山の手前(強い風で行けない)9:20―(0:40)→くろがね小屋10:00―(0:30)→勢至平10:30―(0:30)→あだたら渓谷遊歩道11:00―(2:00)→奥岳13:00=(車)⇒白河15:30=(車)⇒19:30

 


紅葉真っ盛りのくろがね小屋

 

下界は良い天候、奥岳に着くと5,6台の車が停まって夜明けを待っている、安達太良山の稜線は強風で有名ですが、ここ奥岳は凄い風が吹き荒れている。5:30には夜明け、回りが明るくなっている、家内を起こし出発するが、あだたら高原スキー場、ホテル、キャンプ場がある、くろがね小屋を目指すが、登山道の道が解らない後で調べてみたら、あだたら高原スキー場等の前を進み、スキー場と分かれ右に行き、広い道(ジープ道)に入り、烏川(からすがわ)を渡れば直登の登山道だそうです。

 

地図を広げると、あだたら高原スキー場のゴンドラ(あだたらエクスプレス)が薬師岳に延びている、このゴンドラに沿って登るのが一番、今ならスキー場は危険な場ではない!

 

家内と歩き出す、スキー場なのでとてもキツイ坂、4560度の傾斜はキツイけれど、スキー場の縁は奇麗で豪華な紅葉が広がる。紅葉狩り登山で、楽しい登りになった、やっとの思いでゴンドラの終点の薬師岳に到着、見晴はすばらしく、安達太良山の姿が一望できる。そこから、シャクナゲやナナカマド、ドウダンツツジ等の雑木林の中を進む、水に流され溝になって歩くには少し難点がある。

 

上空はガスが風邪に流されて凄い勢いで吹き荒れる、我々にも吹き付ける、安達太良山山頂は息も出来ないくらいの強い風、標高1700bの山頂は通過しただけ。

 

牛ノ背辺り、大きな岩と岩の間を走って渡り歩く、渡り歩くとき、強風に負けないように、負けると谷底に消えてしまう。

 

馬ノ背から沼ノ平が見渡せる、この沼ノ平では数週間前に14人のパーティーが被害、4人も死亡している。

 

安達太良山山頂から馬ノ背まで必死で歩き、次は標高1709bの鉄山だが風が強く、私達はここで中止を決める、手前でくろがね小屋に下る、右斜面は火山の山らしく溶岩で岩肌が見事だ、先週に降った初雪が残り、岩から湧出す小さな沢が雪とマッチして奇麗、くろがね小屋に近づくと急風は嘘のように静まって、ここは紅葉真っ盛りに変わる。

 

くろがね小屋に到着、小屋の周辺は紅葉がとても美しい、家内と同行した木曽駒ヶ岳の千畳平になんとなく似ている感じですね!小屋の近くが沢で素晴らしい紅葉で、昼飯には最高のレストランである。

 

よく晴れた勢至平からは安達太良山の頂上が見え、可愛い乳首の形を見せている。

 

しばらく続く丘を楽しく歩くと、右に朝登ったスキー場の斜面が見える、よくあの坂を登ったものだ。

 

今度は枯れ葉のジュウタンを見つけ、今度はその上で昼寝、2030分は寝ただろう、秋晴れの紅葉狩りである。

 

坂道を下ると、あだたら渓谷に出る、小さい沢だが、見事な滝が次々の現われ快適なハイキングコースです、多くのハイカーで賑わうところ。やがて沢から上がると朝歩き出した奥岳の駐車場に到着。

 

奥岳で一休み、一気に帰宅へ、白河で国道4号から国道294号に移り南下。

 

益子の手前の「赤坂の森」(この道を走るときよく立ち寄る)と言う店で夕食後、陶器の町益子に寄って、ひたすら国道294号で帰宅。

 

ウラジロヨウラク6月下旬から7月上旬に勢至平(せいしだいら)に多く見られ、シャクナゲはゴンドラの終点の薬師岳近くに多く見られた(今回は秋なので花は無いが花芽が多く着いて花期が楽しみです)、レンゲツツジくろがね小屋周辺に群生、マイヅルソウの残り姿がありました。

 

奥岳からくろがね小屋

奥岳からくろがね小屋

あだたら高原スキー場等の前を進み、スキー場と分かれ右に行き、広い道(ジープ道)に入り、烏川(からすがわ)を渡れば直登の登山道がある、約1時間で勢至平、峰ノ辻分岐を経て、30分ほどで、くろがね小屋に到着。

あだたら高原

天然記念物のシャクナゲをはじめ、多くの高山植物が多く、奥岳温泉と薬師岳を結ぶ「あだたらエクスプレス(ゴンドラリフト)」に乗ると空中散歩8分で安達太良山8合目に着く。エクスプレスが運休でも奥岳温泉から徒歩約1時間で山頂駅に着きますネ。私達は早朝でしたのでエクスプレスを見上げながらスキー場ゲレンデを真っ直ぐ登り、美しい紅葉狩りを楽しみました。

 

 

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