火山特有の急峻な登り、大パノラマを楽しむ縦走コース 
大洞山(標高:1031b)尼ヶ岳(標高:958b)

 

 

尼ヶ岳から大洞山を臨む

 

 

 手元の地図ですと「大台ケ原 高見・倶留尊山」の裏の「倶留尊山」に掲載されている。

 

 

 

 

 

倉骨峠

2011年8月12(金)快晴 名張駅からバスで南出口から:大洞山と尼ヶ岳を縦走、
                   下太郎生からバスで名張駅

コース

JR京橋駅5:54=(JR大阪環状線)⇒鶴橋駅5:19=(近鉄大阪線)⇒6:50名張駅7:25(土日なら10:10が始発)=(三重交通バス)⇒8:20南出口バス停―(0:00)→中区橋8:20―(0:10)→大洞山・東海自然歩道標識8:30―(0:15)→蔵王公園8:45―(0:10)→林道出合・8:55―(0:15)→大洞山登山口9:10―(0:10)→一回目のベンチ9:20―(0:10)→二つ目のベンチ9:30―(0:15)→尾根道9:45―(0:00)→9:45大洞山山頂・雌岳(標高985b)9:50―(0:15)→10:05大洞山・雄岳(標高1013b)10:10―(0:10)→旧林道出合10:20―(0:05)→四ッ峰(標高894b)10:25―(0:10)→スカイランドおおぼら分岐10:35―(0:05)→倉骨峠10:40―(0:10)→四差路・大タワ10:50―(0:20)→桜峠・高尾と尼ヶ岳分岐11:10―(0:15)→11:25尼ヶ岳山頂(標高958b)11:35―(0:05)→高尾分岐11:40―(0:05)→桜峠・高尾と尼ヶ岳分岐11:45―(010)→大タワ・下太郎生まで3`地点11:55―(0:10)→沢出合12:05―(0:05)→林道出合12:10―(0:10)→二本の沢出合12:20―(0:10)→橋渡る12:30―(0:05)→旧ワサビ田12:35―(0:00)→赤い橋12:35―(0:05)→12:40下太郎生バス停15:13・=(三重交通バス)⇒名張駅⇒鶴橋駅⇒JR京橋駅

 

南出口バス停は終点敷津の手前のバス停、バスの進行方向とは逆に数b進み、右に曲がって下る、ちょっと道が不明、地元のおじいさんがひょっこり歩いて来る、聞くと「この橋が名張川に架かる中区橋、ずいぶん古い橋で、この橋を渡って左に行くと道標がある」と教えてくれる。

同じバスでやって来た、若者が凄いスピードで抜いてゆく、桜峠経由で高尾へ抜ける勢いで、この後出合いませんでした。

おじさんが教えてくれた通り、大洞山への道案内は続く、坂に取付いてまもなく、右に東海自然歩道の道標があり、ここに取付く、大タワ6.0`・尼ヶ岳7.0`と示している、そして杉林の薄暗い道に入る、次のY字路は右に古い近道、左の道を行く、美林が続き、足元は石畳、苔が着く石畳は良く滑る、数回曲がり登れば平坦になって、トイレ、水場がある、さらに直進、再び石畳、ここも良く滑る、こんどは広いキャンプ場のような広場になる、蔵王公園だろう。

 


東屋、ベンチが並んでいる

 

林道八知太郎生(やちたろうお)線に合流、真夏日、木陰は半々の林道、この道は近畿と東海自然歩道が重なっている。

やがて少し下ると、大洞山登山口が有る、山頂まで0.8`、石畳の登り、急坂、一歩一歩登る、最初は薄暗い杉林だが、しだいに明るい雰囲気になってきて、休みたいところにベンチが置かれている。

 


上を見たくない石畳の急登

 

更に急登は続き、筑波山の裏山にある薬王院コースの木の階段も凄いが、ここは長い!この石は何処から運んだのか、周囲の斜面にも石は転がってはいるが!

木々の間から展望が少し見えだし、二つ目のベンチに着く、こんな立派な石段を良く作ったものである、この石段の急登は、先週登った古光山の急な斜面を登るよりは楽ですが!

だんだん緩くなって、左に高い山が見え、稜線に飛び出る、登山口から標高差250b急登が終わり、大洞山(雌岳)山頂(標高985b)、細長い山頂は素晴らしい展望です、目の前に倶留尊山と曽爾高原が美しい。

 


雌岳からの展望

 

丸太の階段を下り、心地よい風が通る杉林、27°程で涼しい風が吹く、一つピークを越え、左は杉林、右に倶留尊山と曽爾高原を見ながら登ると、大洞山(雄岳)山頂(標高1013b)に着く。

 


大洞山(雄岳)

 

雄岳山頂は右側の展望が良く、倶留尊山と曽爾高原の方は良く見えない、少し先に向かうとベンチが有り倶留尊山と曽爾高原の展望が素晴らしい、ここで昼食。

下りになって、木の根を頼って下ると、尼ヶ岳に寄って、ピストンで大洞山に登って来る男性に出会う、尼ヶ岳の方は簡単だったらしい。

まもなく林道に出合い、ピークを越えると、木陰にベンチがあり、直ぐ先に四ッ峰(標高894b)の標識がある、大きな岩がピークを囲んでさらに雑木林が全体を囲む、踏み跡は明確でなくリボンが頼りです。

 


四ッ峰周辺は大きな岩がゴロゴロ! 大洞山も尼ヶ岳も室生火山群の一部である

 

そのリボンを頼りに抜け、続いて下り、右方向「スカイランドおおぼら分岐」を見送り。倉骨峠で林道に出合う。

この倉骨峠には駐車場があり、車の場合、下太郎生バス停から車で入り、ここから尼ヶ岳と大洞山を往復するようです。

横切って尼ヶ岳の方向へ、ピークを越え、大きく石段を下って、大ワタの四差路、ピークを越え、丸木(偽造の木)の階段を登る、しばらく階段を登ると、桜峠と尼ヶ岳分岐0.3`、尼ヶ岳へ向かう、とんでもない急斜面を木々に頼って登り詰めることになる。

 


曼珠沙華?

 

ここから300bの落差を一気に登る心臓破り坂、途中で振向くと大洞山の雄雌の雄姿が美しい。

 


大洞山の双耳峰

 

ようやく登り詰めると、広い尼ヶ岳山頂(標高957b)は大展望、伊賀富士と呼ばれている優雅な山です。

 


尼ヶ岳の広い山頂

 

広い山頂から今度は桜峠方向に下る、期待したが、登った道と同じように厳しい坂、こちらは丸太の階段です。

階段を下りると、桜峠・大タワの分岐東海自然歩道は桜峠・高尾へと向かっている(バス停で若者が凄いスピードで抜いて行った彼らは高尾に向かったのだろう)。

ここで尼ヶ岳を巻いて大タワ方向に戻る。

 


今日一番のルンルン気分の道は自然林

 

自然林に囲まれたトラバース道が、登った時の分岐まで続く、桜峠と尼ヶ岳分岐から大タワに下って、ひたすら下太郎生へ、この後登山道は林道を横切っている、二つ目の林道を横切ると、沢沿いに下り、中沢に出合い冷たい水で顔を洗い一休み、頭から水をかぶりスッキリ。


人気の無い、道

次の林道も横切る、綺麗な水が流れ、二つの沢が合流する地点で林道歩きになる

桜峠と大タワ分岐で別れた富士見峠経由の道が合流、旧ワサビ田、橋を渡って、12:40下太郎生バス停に着く、土日なら14:13が有るが今日は15:13まで無い。

仕方なく次のバス停まで歩いてみる、ここは美しい名張川沿い、水遊びに最高の岩場で体を拭き、着替え、ひたすら、バスを待つ。

時刻になってバスは定刻にやってくる、朝乗った三重交通バスで、同じルートのバス(国道422368号)ですね。

高尾に抜けた人達は同じコースのバスで名張駅に戻ったかもしれない?

HP:わたしの天気予報