関西のアルプス、360度大パノラマ
御殿山(標高:1097b)武奈ヶ岳(標高:1214b)

 

 

武奈ヶ岳の素晴らしい稜線

 

 

  武奈ヶ岳は琵琶湖から近い。JR堅田駅から江若交通バスに乗って坊村バス停から歩きます、御殿山から展望の尾根、武奈ヶ岳から琵琶湖に向かって下ります。

2011年6月4(土)晴れ 御殿山から武奈ヶ岳の尾根歩きは素晴らしい! 御殿山 武奈ヶ岳

コース

JR京橋駅=(大阪環状線)⇒JR大阪駅=(京都線・湖西線)⇒JR堅田駅8:45=(江若交通バス)⇒坊村バス停9:30―(0:10)→明王院・三宝橋・登山口9:40―(0:35)→広場10:15―(0:25)→武奈ヶ岳1.5`地点10:40―(0:25)→御殿山(標高1097b)11:05―(0:30)→ワサビ峠11:35―(0:10)→手前のピーク11:45―(0:20)→12:05武奈ヶ岳山頂(標高1214b)12:20―(0:10)→コヤマノ岳・中峠分岐12:30―(0:30)→イブルキのコバ13:00―(0:10)→八雲ヶ原13:10―(0:30)→北比良峠13:40―(1:10)→大山口14:50―(0:15)→イン谷口15:05―(0:20)→バイパス15:25―(0:05)→15:30JR比良駅15:53=(湖西線・京都線・大阪環状線)⇒JR京橋駅

 

 
左:三宝橋                    右:杉林の急登

 

JR堅田駅から8:45発のバスは登山客で満席、途中、平バス停で権現山・蓬莱山への人々が降りるとガラガラになって残りの人が坊村バス停で降りる。

バス進行方向右の民家の中に入ると、小さな沢に水車が置かれなかなか風流である、そのまま直進すると、明王院の石段の前に着き、石段を上ってお参り、登山道は石段を下って戻り、三宝橋を渡るが、橋の手前に登山ポストがある。

ここで三滝に向かう二人連れと別れる、この三滝は夫婦滝・白竜滝(白髪滝)・布ヶ滝だろう、夫婦滝渓流コースで打見山に続くようです。

こちらは三宝橋を渡って、御殿山コースに取付く、杉林のジグザグ道を急登する。

大勢の人々が登って行く、ご夫婦、若者カップル、孫とおかあさんとおじいちゃん、四人組の女性達、熟年の男性達、そして単独の男性。

急登にうんざりしたころ、小さな広場、ようやく自然林に囲まれる。涼しい風が吹く、再び急登、今度は雑木林の登りで、ややトラバース気味。登り切ると尾根道になって、まもなく武奈ヶ岳1.5`地点に着く。

 

 
左:ちょっと楽しいトラバース道、美林です           右:窪地、興味深い地形

 

ここは右に大きく曲がって、ピークを巻いて、次の尾根を越えると、窪地の美しい所に出る。

この窪地から急登、4人組の女性達に再会、彼女らは六甲全山縦走をした兵!

ここからどんどん高度を上げると、左に若者三人男が休憩中の展望の大きな広場に着く。彼らはこれから武奈ヶ岳・釈迦岳を縦走、今日は八雲ヶ原でテント泊、明日は釈迦岳へ向かうとのこと。

 


展望広場から

 

尾根道になってどんどん登ると、御殿山(標高:1097b)に飛び出る、前方に武奈ヶ岳が大きく見え、素晴らしい展望です。

急降下してワサビ峠に下る、樹林に囲まれ展望は無い、ワサビ峠からはドウダンツツジの林を登ります。

 

  
左:ドウダンツツジ               右:稜線に咲くレンゲツツジは美しい

 

露岩の岩場を登り切るとピークに飛び出る、美しい尾根道になり、稜線漫歩です、数は多くありませんがレンゲツツジが美しい

稜線漫歩の終わりで、ちょっと登ると展望のピーク、大勢の人達が休憩中、ここからちょっと下り、広い斜面を登り詰めると、武奈ヶ岳の肩に着く、ここに下山路がある。

 

 
肩の位置から武奈ヶ岳

 

武奈ヶ岳まで直ぐです、武奈ヶ岳山頂には大勢の登山者がお弁当を広げている、360度の大パノラマ

今日は残念ながら広角の展望は期待できません、晴れていれば御嶽や白山、日本海、兵庫から大阪方面まで一望とのことです。

 


武奈ヶ岳山頂から日本海方向!

 

山頂から肩の位置まで戻ってイブルキのコバ・八雲ヶ原方向に急降下、荒れた道で細木の枝にたよって下ります、足元は涸れ沢のようなゴロゴロ岩、ようやく下り切るとコヤマノ岳・中峠分岐、ちょっと異様な光景が続きます、いや異様では無く珍しい光景です(笑)。

 


武奈ヶ岳から下った分岐、面白光景が続きます

 

自然林の林、気分の良い所を通過、そして荒れた登山道をどんどん下ります、ようやく沢に出合い、そして沢底を歩きます、二本の沢が一本になり、大木の杉、ホウノキを見て下ると、美しいナメ沢を見る、その下流で橋を渡ります。

 


美しい渓谷が続く

 

大木の木々に囲まれたイブルキのコバに着く、大木の杉が立ち並ぶ姿は面白い。

 

 
左:四体の大木杉              右:大きな割れ目

 

この後ぬかるみが続き、幾つも沢を横切って下る、ちょっとした斜面の登り、超えると目の前が開け、足元に大きな割れ目が現れる。ここを過ぎると、八雲ヶ原、期待の湿原の面影は無く、高原の沼といった感じです、ここはキャンプ場になっている。

 

 
左:八雲ヶ原           右:振向きながら北比良峠へ

 

ここは北比良峠に向かって長い緩やかな道を登る、振向くと武奈ヶ岳方向が雄大です。

 ようやくピークに飛び出る、ピークからは右に曲がり、元スキー場が有ったらしい、ここを更に右の広い道を登る、何やら大きな工事中、高い所に展望台が見えるが、大阪在住の男性と同行して比良駅へ下る。

 

 
左:サラサドウダン      右:荒れた道の急降下

 

二人のご婦人に出会う、彼女らも比良駅に下るようです、この後はビックリするほど荒れた登山道を下ることになる。

この荒れ場と沢底を歩くので注意が必要、出会った彼女らも、ここを上手く通過しただろうか大変心配だ?

ガイドブックにも「石ころの道」とある。

 

 
左:大山口                       右:今にも壊れそうな小さな椅子が橋になっていた!

 

下る沢の水量が増え、さらに下流から川の音を聞くと、ビックリするほどの多量の水を流す川を渡る、ここは渡渉点で大山口である。川が比良川。

林道のような道を下る、まもなくイン谷口、右折して出合橋を渡る、滋賀バイパスをくぐり、別荘地に入り、森林を抜ける直進の道に入る、次のY字路(手作りの案内板)を右折、国道161を横切ると、比良駅が右方向に見えてくる。

 


比良駅が左に見えてくる 田園の先、駅はまだ遠い

 

比良駅の前にお店、お酒類、アイスクリーム等と軽食ができるお店です。

比良駅で15:53発に乗り湖西線・京都線(京都駅で大阪在住の男性と別れることになる)・大阪環状線と乗りついて京橋駅に戻ります。

近くの釈迦岳(標高:1060b)、比良岳(標高:1051b)が気になる山ですね、チャンスが有れば登りたいものです。

HP:わたしの天気予報